なぜジャンポケ斉藤は“容疑者”ではなく“メンバー”? 「ミヤネ屋」で解説
読売テレビの特別解説委員・高岡達之氏(59歳)が、10月7日に放送された情報番組「ミヤネ屋」(日本テレビ系)に出演。不同意性交などの疑いで書類送検され、吉本興業から契約解除された、お笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二(41歳)について、"メンバー"と呼称する報道機関がある理由を解説した。
報道によると、斉藤は今年7月、ロケバスの車内で20代女性(※タレントとの報道も)に性的暴行をした疑いなどがもたれ、不同意性交と不同意わいせつの疑いで書類送検されたという。
番組ではこの件を詳報。MCの宮根誠司は「まず、高岡さん。この読売テレビはですね、"斉藤メンバー"って言ってますよね。他のテレビ局、紙面によっては"容疑者"になっていたり、斉藤慎二"氏"になってたり。このメンバーっていうのはどういう意味でメンバーなんですかね?」と質問する。
これに高岡氏は「法的には、被疑者と被告人しか普通はないんです。ただ、書類送検の場合は、本当にメディアの自主判断という色が出てきます。例えば独自取材で、捜査側がですね、『これはもう厳重な処分をつけないとダメです』という意見書がついているなんていう場合はですね、これは取材している報道機関の側も『これはもうダメなんだな』と。『やったんだな』という印象があると"容疑者"という呼称を書類送検の時もすることがあります」と説明。
そして「つまり、逮捕されてない、身柄を取られてないで、最終的な判断は検察庁に委ねるということになりますから、示談をされる可能性あるわけですね。そういうことも考えると、社によっては"容疑者"と言わないということがあります」
宮根は「斉藤さんの場合は、有名人であるということで、実名報道ということになるんですか?」と質問。高岡氏は「はい。ですけれども、最終的に不起訴と示談の可能性を考えて、この表現を使っている会社もあるということです」と語った。