「私たちは猫の性格を誤解している」猫は“仲間の死”を悲しむ
8/9 09:57 掲載
猫は、仲間のペットが虹の橋を渡ったことを悲しむという。
一緒に暮らしていた動物がいなくなった後、エサを食べなくなり、たくさん眠ることが研究により判明した。
ニュージーランド・オークランド大学のジェニファー・ヴォンク教授は、最近死別した400匹以上の猫を調査。その結果、人間の行動を反映したような悲しみの兆候が見られた。
ヴォンク教授はこう話している。
「犬と違い、猫は飄々とし社交的でないと思われがちです。私たちは猫の性格を誤解しているようですね」
「悲嘆に暮れると私たちはより眠り、食べる量が減り、遊び心が確実に失われる傾向にあります。ですから今回の(猫たちの)変化は私たちの経験をもとに、悲しみを模倣しているように見えたのです」
同研究をしたきっかけについてヴォンク教授は、友人から聞いた嘆き悲しむ猫の話を挙げている。
「友人や同僚から、飼い猫がもう1匹の猫が寝ていたベッドに長い間横たわり、何日も食事を取らず、遊ばなかったりしたことを聞かされたのです」