ハリウッドの長者番付1位は? 映画「アバター」監督が約210億円稼ぐ。
米エンターテインメント誌「VANITY FAIR(バニティ・フェア)」は2月2日(日本時間3日)、ハリウッドの映画関係者における2010年の"長者番付"トップ40を発表した。栄えある1位には、興行収入が歴代最高を記録した映画「アバター」のジェームズ・キャメロン監督が輝いている。
同誌の"長者番付"トップ40の中から抜粋した、トップ10は次の通り。
◎ハリウッド映画関係者の2010年長者番付(VANITY FAIR誌調べ)
1位 ジェームズ・キャメロン(監督)/2億5,700万ドル
2位 ジョニー・デップ(俳優)/1億ドル
3位 スティーブン・スピルバーグ(監督)/8,000万ドル
4位 クリストファー・ノーラン(監督)/7,150万ドル
5位 レオナルド・ディカプリオ(俳優)/6,200万ドル
6位 ティム・バートン(監督)/5,300万ドル
7位 アダム・サンドラー(俳優)/5,000万ドル
8位 トッド・フィリップス(監督)/3.400万ドル
9位 テイラー・ロートナー(俳優)/3,350万ドル
10位 ロバート・ダウニーJr.(俳優)/3,150万ドル
1位に輝いたジェームズ・キャメロン監督(2億5,700万ドル=約210億円)の稼ぎのうち、実に2億5,300万ドルは「アバター」関連によるもの。これには監督・脚本・プロデュースのギャラに、DVDやテレビ関連の著作権料、おもちゃのライセンス料などが含まれている。
2位のジョニー・デップ(1億ドル=約82億円)は、ジェームズ・キャメロン監督とは大きな差が付いているものの、俳優としてはダントツのトップ。その内訳は「アリス・イン・ワンダーランド」(4,000万ドル)、「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」(3,500万ドル/5月に日本公開)、「ツーリスト」(2,000万ドル)、その他が500万ドルといった具合だ。
3位のスティーブン・スピルバーグ監督(8,000万ドル=約65億円)は、映画からの収入は「ウォー・ホース」(2012年に日本公開)の2,000万ドル、過去作品が1,000万ドルのみだが、ユニバーサルが展開するテーマパークへのライセンス料とコンサルタント料が5,000万ドルに上る。
躍進が目立ったのは、2009年はトップ40圏外だった4位のクリストファー・ノーラン監督(7,150万ドル=約58億円)。世界的に高い評価を受け、大ヒット作となった「インセプション」の監督・脚本・プロデュースのギャラや、DVDやテレビ関連の著作権料などで6,900万ドルを稼いだ。また、同様にレオナルド・ディカプリオ(6,200万ドル=約51億円)も「インセプション」で5,900万ドルを稼ぎ、2009年トップ40圏外から5位に浮上した。
なお、トップ40すべてのランキングは、VANITY FAIR誌の公式サイトで公開中だ(http://www.vanityfair.com/hollywood/features/2011/03/hollywood-top-earners-201103)。