市川海老蔵主演映画「一命」がカンヌ国際映画祭コンペ部門に出品決定。
4/14 18:08 掲載
市川海老蔵が主演を務め、三池崇史監督がメガホンを執った映画「一命」が、5月11日に開幕する第64回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されることがわかった。同作は3D作品として制作されており、カンヌ映画祭のコンペ部門で3D上映されるのは初めて。
「一命」は、滝口康彦が1958年に発表した「異聞浪人記」が原作。貧しくとも愛する人と共に生きることを願い、武家社会に立ち向かった2人の侍の生き様を描いた作品だ。
今回のコンペ部門出品について、三池監督は「いつもと同じ春ならば、どんなに嬉しかったことでしょう。でも、だからこそ、しっかり顔を上げ、前進あるのみです」とコメント。また、エグゼクティブ・プロデューサーを務めたジェレミー・トーマス(「戦場のメリークリスマス」「ラスト・エンペラー」など)は「三池監督のようなとても野心的で偉大な監督の作品をカンヌのコンペティションに出品することができ、大変嬉しく光栄です。今回は私にとってもコンペ部門に挑戦する3本目の日本映画です。三度目の正直、と言うことで幸運が舞い込んでくることを祈っています」と、受賞に大きな期待を寄せている。
キャストは市川海老蔵のほかに、瑛太、役所広司、満島ひかりなど。日本での公開は2011年10月を予定している。