漫画家・魚喃キリコさん、“1年前の2024年12月25日”亡くなっていた
12/25 21:28 掲載
漫画家の魚喃キリコさんが、1年前の2024年12月25日、52歳で亡くなっていたことがわかった。12月25日、東京ニュース通信社が明かした。
同社はこの日、「【訃報】漫画家・魚喃キリコ氏 逝去に関するお知らせ」として、「漫画家・魚喃キリコ氏が、2024年12月25日、52歳で静かにその生涯を閉じられました。一年の時を経てのご報告となりましたことは、故人ならびにご遺族の意向によるものです」と報告。
そして「これまで魚喃キリコ氏は、数々の作品を通して人の普遍的な感情や真理を、独自の視点で紐解き、その繊細な表現方法により、多くの読者の共感を集めてきました。映画化もされ、広く認知された代表作『blue』『strawberry shortcakes』『南瓜とマヨネーズ』をはじめとする作品群は、漫画表現の可能性を拡張し、時代を超えて読み継がれる存在となっています。その作品は、孤独や痛み、愛情といった人の内面を静かに、しかし確かな言葉と美しい線で紡ぎ出すことにより、多くの創作者や読者の心に深い影響を与えました。生前のご厚誼に深く感謝し、ここに謹んでお知らせいたします」などとつづっている。
魚喃さんは1993年に漫画家デビュー。「blue」(主演:市川実日子、小西真奈美)、「ストロベリーショートケイクス」(主演:池脇千鶴)、「南瓜とマヨネーズ」(主演:臼田あさ美)が映画化されている。