“舞台の人間”令和ロマン・くるま、テレビ番組への本音「どんだけやっても達成感ない」
お笑いコンビ・令和ロマンのくるま(31歳)が、11月9日に放送されたドキュメンタリーバラエティ番組「世界の果てに、くるま置いてきた」(ABEMA)に出演。「表舞台にずっと立ちたい?」の問いに、素直な心境を吐露した。
「世界の果てに、○○置いてきた」シリーズ(通称:せかはて)は、著名人を世界の果てに置き去りにし、そこから垣間見える現地のリアルな様子や旅での触れ合いを通して、「人はなぜ旅をするのか?」「"人生"という旅の目的は?」という考えに迫るドキュメンタリーバラエティ番組。これまで放送した2シリーズでは、実業家・西村博之氏と俳優・東出昌大がアフリカ横断、さらに南米横断に挑戦した。今回のシリーズ第3弾「世界の果てに、くるま置いてきた」では、令和ロマン・くるまが、移動手段はローカル路線バスやヒッチハイクなどの基本陸路のみというルールの中、南アジア縦断を目指していく。
番組では今回、旅に同行する大前プジョルジョ健太ディレクターと2人きりになったホテルの部屋で、テレビ番組への本音や未来の展望などを語り合うことに。
自身が出演する番組は「基本観ない」と明かしたくるまは、「舞台の人間だからこそ思う」と前置きし、「ネタ番組は収録は面白いけど、放送で観たらだいたい面白くない」「迫力がないですよね、ボケに。ツッコミも」と吐露。「(放送は)ディレクターのモノ」「頑張りますけど、どんだけやっても達成感はない。自分のモノじゃないからって、たぶん漫才師は思う」と語った。
また、くるまから「どうしていきたいとかあるんですか?」と、今後について聞かれた大前ディレクターは「まずこの番組を形にして、そのあとは借金を返し…」と、不動産投資の失敗で借金7000万円を抱えるリアルな現状を告白。
一方、くるまは自身について「ちょうどフェーズ1が終わったんで、何すっかなって感じですよ」とし、「30代って1番働けるじゃないですか。この10年、めっちゃ何かに没頭できると思う。それは見つけたい」と、30代の展望を語った。
さらに、大前ディレクターからの「でも漫才は続けるんですよね?」という問いかけに、「そうなるでしょうね」「難しいとこっすね」と答えたくるま。続けて「表舞台にはずっと立ちたいですか?」と聞かれると、「それはそんなにないすね。わかんないすね…でも向いてるとは思う」と、胸の内を吐露した。