ジェームズ・キャメロン監督が警告、AI台頭で「世界は『ターミネーター』のような危機目前」
8/9 08:34 掲載

ジェームズ・キャメロン監督が、世界は「『ターミネーター』型の黙示録」の瀬戸際にあると警告している。
キャメロンは近年のAIの台頭に懸念を表し、1984年のアーノルド・シュワルツェネッガー主演映画「ターミネーター」で予想していたように、AIが兵器システム、特に核兵器のような防衛、反撃システムにアクセスすることが許されるようになれば、人類が絶滅の危機に直面する可能性があるとしている。
ローリングストーン誌とのインタビューでキャメロンはこう話す。
「AIと兵器システムが結びつき、特に核兵器レベルまで達すれば、『ターミネーター型の黙示録』が起こる危険性は今もあると思う」
「作戦の展開はあまりにも速く、意思決定の時間枠も極端に短いから、それを処理するには超知能が必要になるし、人間を介在させるという選択が賢明かもしれない」
「しかし、人間はたくさんの間違いを犯す。過去には、核戦争寸前まで行った国際的な事件もあったから、分からない」
そして、現在人類は、気候変動と自然破壊、核兵器、そして超知能という3つの根源的な脅威にさらされた大きな岐路に立たされているとの考えを語っている。