米大物歌手がトランプ大統領を猛批判「まさか、あんな能無しが登場するとは」
6/21 06:00 掲載

米歌手のブルース・スプリングスティーン(75歳)が、再びドナルド・トランプ米大統領を痛烈に批判した。
母国の現状を「アメリカの悲劇」と呼び、その原因として「産業の衰退と極端な経済格差が多くの人々を置き去りにし、扇動者が現れる土壌ができた」とニューヨーク・タイムズ紙に語っている。
「まさか、あんな能無しが登場するとは」と嘆きながらも、「70日間で起きていることは、我々が『アメリカでは起こりえない』と信じてきたことばかりだ」と述べた。
またスプリングスティーンは、トランプ政権の移民政策にも触れ、「現在のアメリカで起こっていることは、嫌悪すべき悲劇だ」と強い言葉で非難。カリフォルニアで移民文化に触れた体験を語り、「移民はアメリカの未来だったし、今や現実になっている」としたうえで、「全米に移民や出稼ぎ労働者を受け入れている地域があるのに、今起きていることはひどすぎる」と訴えた。
さらに「アメリカは、独裁の歴史はなく、民主主義の長い歴史を持つ国だ」と強調。やがてその精神が立ち上がるはずだと信念を示した。
スプリングスティーンは先日の英マンチェスター公演でもトランプ大統領を批判する発言をしており、これに対し大統領は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」でスプリングスティーンを「出しゃばりで嫌な奴」と罵倒していた。