星野源「紅白歌合戦」の曲目変更、批判噴出「地獄でなぜ悪い」選曲経緯をNHKが説明
12/26 09:03 掲載
NHKは12月26日、大みそかの「第75回NHK紅白歌合戦」で、歌手・星野源(43歳)が歌う曲目を、「地獄でなぜ悪い」から「ばらばら」に変更すると発表した。
同曲を巡っては、23日に曲目が発表されて以降、NHKに「さまざまなご意見をいただいております」とのこと。「地獄でなぜ悪い」は2013年に公開された映画「地獄でなぜ悪い」の主題歌だが、同作でメガホンを執った園子温監督からのオファーで書きおろした楽曲であること、その園子温監督は性加害問題で訴訟まで発展したことなどから、SNSでは選曲について批判が噴出、炎上状態となっていた。
制作チームとしては「今回のテーマである『あなたへの歌』のもと、この楽曲に込められた思いやメッセージを、テレビをご覧になる『あなた』へお届けすることで、今さまざまな時間を過ごしている人たちを気づけたい、という思いから、楽曲の選定を行い、オファーしました」と経緯を説明。
そして「アーティストはもちろん、NHKも性加害は決して許さないという姿勢であることは言うまでもありません」とした上で、「曲目発表後の反響を受け、あらためて紅白制作チームとアーティストサイドで協議を行い、番組全体の構成や演出面などから判断し、星野源さんの歌唱曲を、デビューアルバムに収録されている『ばらばら』に変更することを決定しました」と変更を決めたと明かしている。