「はたらく細胞」に感動…佐藤健「大号泣」永野芽郁「大号泣」芦田愛菜&阿部サダヲ「泣いた」

12/24 01:28 掲載
「はたらく細胞」に感動…佐藤健「大号泣」永野芽郁「大号泣」芦田愛菜&阿部サダヲ「泣いた」

映画「はたらく細胞」のメガヒット記念舞台挨拶が12月23日に都内で行われ、永野芽郁(25歳)、佐藤健(35歳)のダブル主演の2人に、芦田愛菜(20歳)、阿部サダヲ(54歳)、武内英樹監督(58歳)が登壇した。

本作のメガヒットを記念して実施した舞台挨拶には、永野が赤血球を思わせる真っ赤なノースリーブのドレス、佐藤が白血球を彷彿させるジャケットからブーツまで白尽くしの全身ホワイトコーデ、芦田が可憐なブルーを基調とした花柄のドレス、阿部がシックなブラウンの上下で登場。

佐藤はさっそく「衣装のフィッティングでは靴まで赤かったから、俺も真っ白にしなきゃいけないと思ったのに……黒い靴を履いていらっしゃる!俺は白すぎるよ!」と、永野に対しぼやきにも似たコメント。対する永野は「爪も赤にしたので赤すぎるかなと思って…。でも今日もかっこいい!真っ白でもかっこいいですね!」と佐藤のコーデを絶賛し、会場からは大きな拍手が起きた。すかさず阿部が、トイレを我慢する自身のシーンになぞらえながら「ぼくの恰好は別にうんこじゃないですよ!」と差し込み、客席は爆笑の渦に包まれた。

すでに記録的メガヒット中の本作については、監督やキャスト陣の耳にも各所から絶賛の声が届いているという。

メガホンを執った武内監督は「『こんなに泣ける映画だと思わなかった』という声が一番多かったです」と、予想外の感動の声の大きさに言及。「先日、4DXでこの作品を観たのですが、劇場で小さい子たちが血小板の恰好をして観に来てくれていて嬉しかったです。赤血球とか白血球とか、全員コスプレで観てほしいですね!」と笑顔でコメントした。

永野は「私の周りもみんな観てくれていますね。全国の劇場さんが映画の装飾で盛り上げてくれていたので、映画を観た後その装飾の前で、敬礼ポーズをした写真を送ってくれたりします!」、佐藤は「僕も続々と『映画観たよ』『2時間あっという間だった』と報告の連絡をもらっています。母からも2回目を観たと連絡がきて、2回目のほうが純粋に感情移入できてもっと面白かったと言っていました」と、周囲から嬉しい鑑賞報告をもらっていることを明かした。

阿部サダヲ演じる茂の娘・日胡を演じた芦田は、「私の演じた人間パートは原作に無かったので不安もあったのですが、家族が映画を観て、面白くてタメになったと言ってくれました。人間パートがあるからこそ、自分の体だったらどうなっているのかがわかりやすかったと言われて嬉しかったですね!」と、家族の感想に勇気づけられていた様子。

続いて阿部が「もう一回観たいという人も周りに多いですし、自分の体を大事にしようと思ったという感想も多くもらうので、みんなどれだけ不摂生してたんだよと(笑)。勉強にもなる映画で良かったなと思います」と、"不摂生にもほどがある"父・茂役らしくコメントした。

本作は、「笑って、泣けて、タメになる」映画として好評を博しているが、現在、感動・号泣する観客が続出。SNSでも思わず泣いてしまったという感動の声が絶えず上がっているが、実際に本作を観た出演者たちは、大きな感動を覚えたという。

永野は「大号泣!台本を読んでいたはずなのに、完成した映画を観たとき嘘みたいに泣きました。終わった後、目が腫れ上がっていて、誰かに見られていないか気になるぐらい、恥ずかしかったですもん」と、人目を憚るほど感涙していたことを明かした。

感受性の高さから映画を観るとだいたい泣いてしまうという佐藤は「阿部さんが、愛菜ちゃん演じる日胡が病気だと知って、一人で『なんで俺じゃないんだ』と嘆くシーンで、イスから崩れ落ちて泣きました」と大号泣してたことを告白。

芦田も阿部のシーンで涙したといい、「私は阿部さんが一人で、日胡が作ったお弁当を食べながら泣いているシーンにグッときました。撮影では見られなかったのでスクリーンで観たんですが、阿部さんの背中から辛さが伝わってきて、こんな風に茂さんは思ってくれていたんだなって、日胡ちゃんとして辛かったです」と、確かな演技力に言及。

これには阿部も「愛菜ちゃんとのシーンはリハーサルからこっちも泣けたし、家族もあのシーンは泣いたって言っていました」と芦田を絶賛しながらも、「でも、途中僕がクラゲに刺されるアクションをするシーンがあって、家族はそこで少し冷めたらしいです。やめろ、調子に乗るなと(笑)」と、阿部らしい軽妙なトークで会場を笑わせた。

武内監督は「芦田さんと阿部さんの病院でのシーンでは、僕の横に医療監修の先生がいたんですが、隣でシクシク泣き始めたので、これはいけるなと思いました(笑)」とまさかの方法で手ごたえを感じていたそう。

さらに、「人間パートが無いことが原作の特徴でもあるので、映画化でそれを出すのはかなり禁じ手というか、受け入れられるか不安もありました。でも結果良かったという声をたくさんいただくので、やってよかったと思います!」と力強くコメントした。

芦田も「シチュエーション的にも辛いシーンだったんですが、壁を挟んで声が聞こえない場面で阿部さんが一生懸命伝えようとしてくださるのが素敵で、自然に日胡ちゃんの気持ちになれました。阿部さんの顔を見ていたら泣けてきたし、日胡としてありがとうという感情が出てきました」と、阿部との共演により、各方面から大絶賛されている感動シーンが完成したことを明かした。

さらに、阿部が思わず「リハーサルからガーッて泣いて、昔からあなたはすごいけど……どうやってるの?」と、芦田の抜群の演技力を絶賛しつつ、"泣き"の芝居について質問する一幕も。

続けて佐藤も「愛菜ちゃんは小さい頃から泣くべきところで泣けてたと思うけど、小さいときと大人になってからでは、泣き方は変わるものなの?」と質問すると、芦田は謙遜しながらも「小さいときは悲しいことを想像したりしていたけど、最近は役の気持ちになるようになりました」と、自身の涙の演技について回答。これには佐藤も「大人になられて…素晴らしいですね!」と敬意を示し、会場からも大きな拍手が起きた。

赤血球役として細胞パートへの出演だったため、人間パートには出演していない永野は、芦田と阿部を「とっても素敵な親子でしたよね」と称賛しながら、「実は私も1日だけ、人間パートの撮影をのぞきに行ったんです。そのとき、ちょっとしたオフの時間でもお二人の間に親子の空気が流れていて素敵だなと思っていたのが、そのままスクリーンに映し出されていて素晴らしかったです!」と、共演者ならではの感想と共に絶賛した。

同じく細胞パートの出演者だった佐藤は「愛菜ちゃん演じる日胡の体は、はたらく細胞としてもはたらき甲斐がありますね。この方を元気にするため、守るため、生かすためならいくらでも命を懸けて戦いたいという気持ちでございます」と白血球らしくコメント。思わず阿部が「僕の体に健くんたちはいなかったんですけどね。いてほしかったです!」と返し会場を沸かせた。

映画「はたらく細胞」はメガヒット上映中。

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