ゾウはそれぞれに“呼び名”があった、群れの鳴き声のAI分析で判明

6/13 06:44 掲載
ゾウはそれぞれに“呼び名”があった、群れの鳴き声のAI分析で判明

ゾウには、それぞれ名前があるとことが新研究により明らかとなった。それぞれを区別するため名前を用いる、人間以外の最初の動物が見つかったという。

国際的な専門家らがAIアルゴリズムを用い、ケニアにいるアフリカ産サバンナゾウの2つの群れの鳴き声を分析する研究を実施。469種類の異なる鳴き声が特定され、大人のゾウが若いゾウに話かける際、遠距離から呼びかけるのに名前を使用していることが判明した。

同研究を指導したコロラド州立大学のマイケル・パルド氏はこう話す。

「今回の研究はゾウが個々の間で特別な発声をしているだけではなく、他の個体への呼びかけには無視する一方で、自分たちに向けられた呼びかけを認識し反応することがわかりました」
「このことはゾウが、呼びかけを聞いて自分にむけられたものか、それが意図された文脈から外れていても、区別できるということを示唆しています」

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