火災報知器鳴らすリスが現る、監視カメラにスイッチ押す様子がバッチリ。
12/20 16:43 掲載
米フロリダ州の小学校で以前、火災報知器が作動して消防車が出動する騒ぎがありました。しかし消防隊が調べても学校の敷地内で火事は発生しておらず、痕跡もありません。そのため、誰かのいたずらか――と、学校側が独自に調査を進めた結果、なんとも驚くべき犯人が判明したのです。
米放送局Foxや米通信社UPIなどによると、この一件はフロリダ州マナティー郡にあるブラックバーン小学校でのこと。ある日、火災報知器が突然作動し、すぐに地元の消防隊が学校に駆けつけました。
しかし、校内には火の気はなく、結局"子どものいたずら説"が濃厚に。もし、いたずらで消防署へ通報が行った場合は処罰の対象になります。犯人は特定できていませんでしたが、学校側は管理責任を問われ、罰金が課されようとしていたのです。
そこで小学校を管轄している学区では、監視カメラを調べるなど独自に犯人探しに乗り出しました。すると、カメラには驚くべき犯人の姿が映し出されていたのです。
それは、リス。火災報知器の起動スイッチがある壁を器用に登ったリスが、「周りを見回して誰もいないのを確認してから」(MyFox Tampa Bayより)スイッチをオンにする姿がはっきりと記録されていました。
学区の管理局に勤めるトッド・ヘンソンさんによると、この映像を消防署に見せたところ、小動物が犯人と認められ、無事に罰金の支払いは回避となったそうです。
ちなみに後日、リスは校内で捕獲され、「リスには罰金が払えない代わりに『厳しいお説教』をした後、野外に放しました」とのこと。これに懲りて、もういたずらは止めて欲しいですね。