“そうめん流し器”シェア8割の会社で火事、ほぼ全焼

3/18 02:51 掲載
“そうめん流し器”シェア8割の会社で火事、ほぼ全焼

3月16日、鹿児島県鹿児島市加治屋町で火災が発生し、鶴丸機工商会の住宅兼工場がほぼ全焼した。鶴丸機工商会は、そうめん流し器の製造で知られるプラスチック加工会社で、全国シェアは80%以上だったという。

報道によると、16日午後2時前に、通行人から「2階建ての建物から煙が出ている」との通報。住人は避難しており、ほかに怪我人は確認されていないとのこと。

鶴丸機工商会は、1962年に「回転式そうめん流し器」を開発。それまで、竹筒で行っていた流しそうめんだが、竹筒のカビ問題や、上からそうめんを流す人はそうめんを食べられないといった問題もあり、それらを抜本的に解決するべく生まれたのが「回転式そうめん流し器」だった。洗濯に使っていた、たらいの水が渦を巻くのをヒントに考案されたという。

「回転式そうめん流し器」は、家庭用や業務用、左利きにも使えるよう二重回転式なども製造されており、ホームページでは「国内シェアは80%以上」と紹介されている。

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