悩む17歳が“巨根”の縮小手術、スポーツなどに支障で医師に相談。

2/13 20:38 掲載

自分の身体に悩む米国の少年(17歳)が、ある部分の"縮小"手術を行ったと話題を呼んでいる。

英紙デイリー・メールの「World's first penis REDUCTION surgery: Teenager requested op after his manhood grew so large it stopped him having sex」や、デイリー・ミラーの「Teenager with giant penis shaped like rugby ball has 'world first' reduction surgery」などによると、それは巨根の縮小手術。少年のそれはあまりにも大きすぎるため、性行為やスポーツ競技を行う上で支障があり、手術の依頼に来たという。

外科医のキャリオン氏はその話を聞いた時に、少なからぬショックを受けた。計測したところ、弛緩した状態で長さは約17.78センチ、その円周は約25.4センチ、グレープフルーツほどの大きさだ。形状としてはアメリカンフットボールのような形をしているそう。

「泌尿器科の全ての医師が、ごく稀に、今までの訓練や研究を越えた、理解しがたい患者の依頼を受けることがありますが、私の場合『あなたは私の"もの"を小さくできますか』という質問だったのです」

キャリオン医師はそう語る。少年には持続勃起症のいくつかの症状が見られ、勃起の状態になっても大きくなることは無く、ただ硬くなるだけだったという。彼はスポーツ競技などで普通のサイズのユニホームを着用するとあまりに目立つのが恥ずかしく、活動することができなかったそうだ。

医師とそのチームは何をすべきか調べたが、役に立ちそうな先例を見つけることはできなかった。厚く長くするものは豊富だが、その逆はほとんどなく、医師は同じ部位に起きるペイロニー病と呼ばれる症状に施術する方法を元に外科的治療を施すことにした。

手術は無事成功し、家に帰るまでの入院していた2日間、少年は自分の新しい男根に「恍惚」としていたという。医師は最終的な計測はしていないが、「平均よりも少し長く、やや厚めですが、対称的で患者は満足していました。『美的な魅力がある。人生を変えるようなイベントでした』と満面の笑顔でしたよ」と語っている。

この経緯を論文にまとめたところ、早速2人目の患者が医師の元へ訪れたが、その人は医学的見地から見て全く問題の無い状態だったそうだ。医師はこのことも踏まえ「この種の問題はいろいろと議論の余地がありますが、だからこそ本当に稀な事例だったと言えるでしょう」と伝えている。

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